"神々のお山遊び" 出雲でロゲイニング的なやつ [2015.03.22]

トレイルランニングはランニングの延長ではなく、
山でのアクティビティのうちの1つとして捉えるべきだと私は思う。

ランニングのフィールドを市街地から山へ移すだけではなく、
山で行動するためのスキルを持った上で臨むべき。

昨今、一部のマナーの悪いランナーなど、
社会問題として取り沙汰され、そのせいもあってか、
トレイルランニング全体のマナー向上に対して、
各所で議論、セミナーが開催されるほど。

地図読み講習会っていうのも、よく開催されている。
講習会受けて勉強して地図読めるようになろう!
こんな考えももちろん賛成だけど、
まずはフィールドで地図読むことをトライして、
ダメならダメで次の目標を作れたら、更に山でのアクティビティは楽しくなるはず。

そんなことをぼんやりと考えていた矢先、
素晴らしい企画をN氏が立ち上げてくれた。

”神々のお山遊び”
名前は"山遊び"だけど、中身は至って真面目。

昨年の11月末に静岡県東伊豆で開催されたOMM Japanの出雲バージョンか。
今回のフィールドは出雲北山の弥山山頂〜坪背山で、
地図読みしながら、チェックポイントを探して回っていく。
山での総合力が試される。
距離が遠かったり、見つけ出しにくい場所ほど点数が高い。
獲得点数および所要時間により順位をつける。

各チェックポイントには、
写真のような印がぶら下がっていて、
記号をリストに記入していく。
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午前中に第1部、2時間半、
お昼休憩を弥山山頂で挟んで、
午後に第2部、2時間の制限時間で行われた。

ワイワイ、楽しいイベントに9人集まった。
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第1部のチェックポイントは弥山を中心とした薬師谷〜鼻突峠の山域だった。
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スタートの10分前にマップを配布され、
さてどうしたものか、作戦を練った。
何となく全部回れるイメージはできていた。
皆静かに考え込む。
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スタートは1分間隔のウェーブスタートで、
前後の走者の動きが気になる間隔で、
後ろの走者の亡霊に怯えながら進んだ。

最初の登りは薬師谷か修理免道の2通りが考えられたが、
修理免道から登るよりも、薬師谷で登る方が得られるポイントが大きいため、
薬師谷をチョイス。

薬師谷は修理免道よりもマイナーだが、
何度も通っているため、自信あり。

でも、いざ登山道上にポイントが指定されると、
それがどこなのか考えながら歩く。

苦戦しつつも順調にポイントを獲得し薬師谷から縦走路へ出る。
次のポイントはこれまでに踏み入れたことの無い尾根上となる。

行ったことの無い尾根を歩く。ワクワク。
最初の鞍部のポイントをゲットし、
地形図どおりの三角点の手前の急登を登り、
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第1部の最高得点をゲット。ニンマリ。

引き返す途中、クワさんがもう来た。
速いわ。

・・・と思ったらゾロゾロと。
皆苦戦していない??
ちょっと焦る。

途中の分岐から谷へ下りて行き
鼻突峠の方へ抜けることができないだろうか?
等高線の間隔が狭い所があるぞ!
この谷筋に沿って行けば合流できるぞ!
ここをぶち抜けたらかっこいい!・・・など
いろいろなザワザワがあったが、
この先踏み跡があるのか、ちゃんと歩けるのか、
余計に時間かかったら元も子もない、
と思い、通常の弥山山頂経由のルートに決定。

その後は坦々と、弥山山頂を経由し、
鼻突峠までのポイントをゲットし、
時間切れの保険として取っておいた
ゴールに一番近いポイントをゲットしてゴール。
結構疲れた。

各ポイントの場所特定の経緯は以下。
(10)堰堤の記号、標高
(22)平らな所から斜面の始まる手前。軽く探したけど無かったため
  3分ちょっと先へ進み、明らかに登りになってきたため、
  間違いなくさっきの場所だ、と思い引き返し、探したら枝の影から見つけ出した。
  →自信があるならとことん探すべし。
(26)分岐入って100mくらいのすぐの鞍部。
(30)1つピークを越えて2つ目のピークの急登を登って奥のピーク、三角点。
  標高を確認。
(16)弥山山頂への斜面手前の鞍部。ここは何となく見当が付いていた。
(18)弥山三角点
(20)鼻突峠過ぎてすぐの斜面の奥のピーク
(14)弥山の最後の斜面を下って、
  肩の平らな所を下り始める手前のピーク


続々とゴールに到着するメンバー。
昼食と取りながら、
辿ったルートについて意見交換。
まさかまさかのルート取りをする人が
意外と数人いて驚く。
人それぞれの性格が表れて面白い。
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弥山山頂にこれだけの人数がいることが
びっくり。

今回私のランチはバーナーでお湯を沸かして
カップヌードルとした。
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普段テント泊縦走するときくらいしか、
バーナーを持って山を歩くなんてないもので、
とても新鮮だった。
久しぶりの山の上でのカップヌードルはやはり美味かった。

クワさんは何と!ホットサンドメーカーを持って上がっていた。
恐るべし。

第2部は弥山山頂からスタートして、
猪ノ目峠、坪背山方面を経由して
みせん広場へ下山しゴール。という大まかなルート。
途中でチェックポイントがある。
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第1部と同じく第2部もスタートの10分前に
マップが配布された。
結構悩んだが、正解はこれだ、と決めた。

第2部のスタート順番はトップだったため、
追われる立場となった。
行ったことの無い場所もあるため、
ワクワク。
高得点のポイントはもし見つけられたら、
メンバーの中で初めて見つけ出すことになる。

最初のポイントは一瞬薬師谷との合流点っぽく、
一瞬だけマークを探したが、
違う、ここは地形図に現れるレベルの起伏ではない、
ということでスルー。それらしき地形にポイントを見つけて安堵。

最高得点の40番へ向かう。
作戦は決まっていた。

10番からそのまま道無き道を北へ斜面を下れば
たどり着けそうな気はしなくもないけど、
それよりも、ルートがありそうなのは?
分かり易いのは?と考えると、
13番の手前、東から北へ伸びる尾根の途中まで進み、
東へ下り、谷の突き当たりに40番がある、と
推定した。

案の定ルートはあった。
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ポイントはすぐに見つかった。
よっしゃ最高得点ゲット!

せっかく自分の力でゲットしたんだし、
他のメンバーにそう簡単に知られたくない。

縦走路に復帰する分岐で見つかると、
入り口がバレる!
そーっと足早に、キョロキョロしながら縦走路に復帰。

ふー、誰にも見つからなかったぞ、シメシメ。

残りのポイントでも分岐での入り口では、
キョロキョロして見つからんようにしていた。
傍から見たら変な人・・・。

無事にすべてのポイントを獲得し、
後はゴールのみせん広場に向かうだけ。
とても満たされた気持で向かっていた。
ありきたりな表現だが、
宝の地図を見つけて、その宝を全部見つけることができた気分だった。
主催のN氏とM氏(M氏ママも)が待つゴールにトップで帰ることができた。
やはりゴールにゴールテープ的なものが
あるとないとでは、違うもんだ。気持よくゴール。

私の後にスタートしたメンバーのゴールを待つ。
皆ちゃんとポイントゲットして無事に帰ってくる。
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皆うれしそう。何よりだ。

ゴール後、
メンバー同士でルートや
苦戦した話などであーだこーだ。
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普通のトレイルランのレースでは
ゴール後にここまで盛り上がらないかもしれない。

各ポイントの場所特定の経緯は以下。
(10)薬師谷のルートと縦走路の合流ポイント近辺の鞍部。
  最初薬師谷からの合流ポイントそのものが鞍部のように思ったが、
  ポイントもないし、起伏が細かすぎるため、違うと判断。
  少し先へ進んだ場所が地形図と合致。間違いないと判断。
(40)10番から直接下りて行くのは勾配がキツく、
  位置を特定するのは難しそう。
  確か13番の手前の尾根に進める入り口があったはず。
  N氏ならここを使うはず、と想像。
  100m程度尾根を進み東に下りて行き、標高310m付近で、
  対面の斜面との距離が狭いポイント。
  想像して歩いていると、それらしきルート発見。
(13)岩尾根の西側のピーク。下り始めるポイント。
(15)登りはロードを使った方が速いので、15、20、19の順番で。
  林道の入り口。
(20)林道と鞍部が接近する場所にトレイルの入り口があるはず・・・あった。
(19)20番から尾根を東に進み、一回下った後、
  登り返した後すぐの三角点。
(32)17番の手前のカーブから尾根への入り口があるはず。
  なだらかな尾根を何かすると最後に登り返して、
  三角点のあるピーク。
  28番へ下れるのか?と頭をよぎったが、
  等高線はかなり狭そうだし、
  ロードを爆走した方が速いに決まっているので、却下。
(17)堰堤が2つあったけど地形図的には左のっぽかった。
  道路のカーブ近辺を探していたが見つからず。
  地形図見たら堰堤を囲んであったため、ちょっと斜面を登ったら発見。
(28)ロードの脇に祠がありそこから沢へ下りられるルートは知っていた。
  祠から100m進んだ所ということで近辺の斜面をキョロキョロ。
(6)ゴールすぐ横の道を進んだ所に神社あり。ここの場所は知っていた。

・・・とまあ、地元民の土地勘は少なからず有利だった。
でもその地点が間違いない、と確信を持って進めたのは、
地図を読んだ結果。これが大事だと思う。

今回のイベント、
地図読み得意な人、大好きな人はもちろん、
地図読み初心者、苦手な人も、
次のステップに向かっていろんな思いを巡らせることができたと思う。
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そんな機会を与えてくれたN氏に感謝。

[走行データ]
第1部
時間:1時間46分
距離:6.94km
累積標高:1011m上昇(結構ある)、511m下降

第2部
時間:1時間21分
距離:9.7km
累積標高:304m上昇、803m下降


ルート、標高差は以下。
<第1部>
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<第2部>
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次回の神々のお山遊びは、鼻高山中心に開催したい。
コースは私とN氏で2パターン用意する予定。

なお、今回の神々のお山遊び(第1弾)の
優勝者は広島からわざわざお越しのクワさん。
土地勘がないにも関わらず、
優れた地図読み能力、走力を存分に発揮された。

島根県のメンバーの皆様!
他所の地に行っても発揮できるような
お山の総合力を錬磨しておいて下さい!
・・・私は記号の記入ミスでコンプリートできず敗退。
   落ち着いて行動できるように精神鍛錬しますかね。

イベントの後日、
参加者有志で、全ポイントの回収および、
登山道、弥山山頂のクリーンナップを実施。
継続的に行っていきたい。

ではまたどこかの山で。
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by peperonci_no | 2015-04-06 00:06 | レース | Comments(0)  

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