苦難のみやじま国際パワートライアスロン[2013.07.03]

昨年の湯利浜のデビュー以来のトライアスロンとして、
今年はどのトライアスロンの大会に出ようか・・・
決めたのが、

「はつかいち縦断 みやじま国際パワートライアスロン大会」だった。

湯利浜のトライアスロンはオリンピックディスタンス。
スイム1.5kmバイク40kmラン10kmで、
デビューにはちょうどいい長さだが、
バイクとランは正直もうちょっと行けるだろ、と言った感じ。

さすがにアイアンマンに出たいとか、今の所思っていないが、
ステップアップするなら次戦は順当にミドルディスタンスと決めていた。

ミドルディスタンスの大会を近場でないかと探していると、
広島で変態な大会があると嗅ぎ付けた。

スイムは厳島神社の大鳥居から本土への2.5km、
バイクは高低差850mのヒルクライム55km、
ランもアップダウンの厳しい20km。


ん〜明らかに変態好み。ということで決めた。

決めたのはいいものの、事前のトレーニングはほぼできず。
5月のレース3連戦が最後のまともなトレーニングとなった。

疲労抜きができているかと思いきや、直前まで中国出張1週間が入り、
もうヘトヘト、帰国して次の日にいざ広島へ、といったバタバタ。

いやはや、どうなることか・・・


結果的にはいろいろあったが何とか無事完走でき、
またもやボロボロになり大満足な大会となった。
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バタバタと準備をし、前日受付へ向かった。

受付会場にはトライアスリートがたくさん。皆強そう。
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ウェットスーツチェックなんて初めて受けた。

競技説明会と開会式こなして、
パーティーで出される食事をスルーして、
スイムからバイクのトランジションエリアの見学がてら、
努力系ランナーY氏と軽くジョギング。
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今回はY氏が応援に駆けつけてくれた。

スイムのフィニッシュ地点のトランジションエリアから見る
スタート地点の厳島神社の大鳥居はこんな感じで、遠い。
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気も遠くなった。

一汗かいて、
待ってました!広島焼!
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めちゃうまだった。

早めに就寝したいところだったが、
今回の大会はワンウェイコースだし、
朝は宮島に舟で渡ったり、何かと段取りが複雑。
いろいろ準備していたら23時になってしまった。

翌朝は5時起きだったか?
明らかに睡眠不足。連日の睡眠不足。

朝食がなかなか喉を通らない。無理矢理食べる。

慌ただしくトランジションエリアにバイクを置きに行く。
受付をすませ、宮島への舟に乗る。

舟でも結構ある距離。だんだんと不安になってくる。

宮島に初めて上陸。鹿がいる。
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選手控え室で1時間以上時間を持て余すので、
床で仮眠。よく寝てすっきり。

スタートの厳島神社の大鳥居への移動の時刻が近づき、
ウェットスーツと身体にワセリンを塗り、
ウェットスーツ装着。やっぱり動きづらい。

徒歩で大鳥居へ移動。
不安が少し解消され、わくわくしてきた。
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もうやるしか無い、と覚悟を決めたのだろう。

祈祷をしてもらい、入水。
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水温が低いと言われていたが、ロングジョンのウェットスーツなら問題なかった。

久しぶりのウェットスーツ。さすがに緊張する。

スタート地点は大鳥居からやや沖に行ったところ。
大鳥居を泳いでくぐるという貴重な経験をし、
他の選手同様、歓声をあげた。

スタートまでフローティング状態でしばらく待つ。
早めの入水だったので割と前方に位置していた。

もうやるしか無い。
早くスイムを終えたい。
それだけ考えていた。

カウントダウンを終え、スタート。
意外と静かなスタートでバトルも無く一安心。

しばらく、集団にもまれて泳いでいた。
調子はまぁまぁ。
でも、オープンウォーターでの経験があまりないため、
方向感覚をつかみにくかった。
陸とヨットの中間くらいを泳いでいたため、
なかなか目標物を設定できずにいた。

しばらく無心で泳いでいたが、
海水を少しずつ飲んでいて塩味に気持悪くなったか、
寝不足からか、泳いでいる最中に吐気に襲われた。
その場で何回か停まり立ち泳ぎし、何度か嘔吐。
何も出てこず。

これはリタイヤか?と頭をよぎったが、
少し休み、気持を落ち着かせリスタート。

気持を落ち着かせたところで、
ヨットを目標物とすればいいことに気付いた。
今回の宮島から本土へのコースには
9隻のヨットが並んでいる。
これらを越えないようにグルッと旋回して、本土へ渡る。

5隻目くらいから目標物とし始めた。
そこからは割とすんなり泳げた気がする。

さすがに疲れてきたか、8,9隻目辺りから、
見えているはずの陸地がやたらと遠くに見えた。

なかなか近づいて来ない陸地に苛立ちをおぼえつつ、
やっとの思いでスイムフィニッシュ。ふらふら。
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スイムパート : 1時間03分32秒

今回は調整不足もあり、完全に完走狙い。
ウェットスーツがなかなか脱げなくても焦らない。
ふらふらすることもあり、バイクへのトランジションにもあえて時間をかけた。

それにしても時間をかけ過ぎた。
周りから選手が消え始めた。
余裕ぶっこいて日焼け止めも入念に塗った。
4分程度かけてようやくバイクパートへ。

序盤〜中盤は結構調子よく、
バイクの苦手な選手をガンガン抜いた。
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沿道の歓声が凄い!
廿日市熱い!

交通規制で渋滞作っているのに、反対車線のバイクの兄ちゃんから
頑張ってください!と嬉しい応援。

次第に山深くなり、疲労も出てきた。

そろそろバイクパート終わりかな、と思ったのも束の間、
全然終わらない。

実はバイクパートを40kmだと勘違いしていた。
実際は55kmで15kmも残して、脚力、水分補給がわずかな状態となってしまった。

40km過ぎからハムストリングの痙攣に怯えつつ、だましだまし進んだ。
登りに苦しむ選手を結構追い抜いた。

登りが続くのにランのために脚を温存するなんてなかなか難しい。
結構限界に近かった。

そんな中、最後の峠を登っている途中で、
身体の異変に気付いた。

目眩に近い状態、眠気、脱力感。
ハンガーノックか、脱水症状か、いろいろ考えたが、
恐らく寝不足。

いつかのSDA王滝では手が痺れ始めた。
今回はその一歩手前だった。

登りの途中で休んで、一息入れたいところだったが、
なぜか意地でフラフラで今にも意識が飛びそうだったが、
何とか持ちこたえて峠を越えた。本当にキツかった。

峠を越えてから、長い下り、意識が飛ぶんじゃないかと心配になるくらい、
身体がおかしかった。

何とかフラフラになりながらバイクパートフィニッシュ。

バイクパート:2時間43分50秒

フラフラなので、着替えスペースの椅子にドカッと座り、
のんびり準備を進める。

靴を履き替えたり、また日焼け止め塗ったり、補給をしたり、
ここでも結局7分くらいトランジションに費やしていたようだ。
時間かけすぎ。まぁ無事にゴールできれば良い。

走り始めると、脚がとてつもなく重い。
久しぶりの感覚。トライアスロンでしか味わえない感覚。
脚の筋肉がぶるんぶるんと揺れる。

同時に、膝に違和感、痛みがあり気になった。

膝の痛みが気になっていたところで、
ちょうどASでテーピングの処置をしていただける場所があったため、
この先テーピングなんてしてくれるところは恐らく無いだろう、と、
念のためテーピングしてもらうことに。 4分くらいロス。完走のためだ。

結構カチッとテーピングしていただき、不安は和らいだ。
だいたいキロ5分半〜6分で走っていた。
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だいたい4〜5キロのところまで平坦でそこからは、
一気に250mくらい登り、60mくらい下り、また100mくらいのぼり、
また60mくだり、60m登り、最後に250m下る、
というアップダウンの厳しい15キロの道のり。
その後に待っているのがゴール。

後から振り返れば、簡単だが、走ってみると、
スイムとバイクが終わった身体にはあまりに酷だった。

折り返し地点の設けられたコースのため、はじめの坂を登り始める頃に
速い選手のタフな下りの走りを見ることができた。

皆ブレの無い走りをしている。こちらはヒーヒー。

何とか歩かず走る。

いつもは割と得意な坂も今回ばかりは嫌いになりそうだった。

それにしても、他の選手達はタフだ。
トレイルランの大会とかだと、
登り坂は結構歩く選手も多い(戦略的に歩く場合もあるだろうけど)。

トライアスロンの大会の選手のレベルが高いのか、歩く人はほとんどいない。
ビビる。

周りに何も無い、まさに本当の峠道を登っていき、
何とか峠に到着。
下り坂で一息入れたかと思うとまた、登り。

もみのき森林公園内には応援も多数来ていて、
これも力になる。

でも脚が疲労し過ぎている。
だましだまし歩きを入れながら走る。
遅いけど走る。

ようやく折り返し地点。

ジェルを注入。

あと一回登れば、最後の下りだけだ。
少しホッとした。

無心で登る。
すれ違う人も大変そう。皆きつい。

最後の登りを終え、あとは下りだけだ。
リミッターを解除する時が来た。

あれ?リミッターを解除したが、キロ4分半〜5分半しか出ない。
もう、脚ボロボロ。

何とか一杯一杯のペースを保ち、平地に帰ってくると、
沿道からは「お帰りなさい〜」と。こみ上げるものがあった。

残り2kmになったが、ここからが長く感じた。
最後のASでもきっちり、水分補給などしないとバテそうな感じがした。

最後の下りで脚を使い果たしたか、脚が上がらない。

おんたけスカイレースに出た時はこんな感じだったか。

いつもなら、キロ6分ならあと12分耐えればゴールだ・・・など、
想像を巡らせるのだが、今回はそんな思考は全くできず。

ただ早くゴールしたい。
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苦しみに耐えながら最後のコーナーを曲がり、
ゴールゲートが見えた。

スパートする力も無い。

でも無事完走。今回はそれで満足。
よくやった。

ランパート:2時間20分59秒

Total:6時間8分21秒


具体的なダメージはあまり無かったが、
全身の疲労が酷く、
帰りの車中でも悶えながら帰宅し、
次の日も普通に出勤。んー休みたかった。

今回のルート、標高差は以下。
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スイムのパートは水中のためにGPSが標高データを拾わず。
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緯度経度は出ているため、スイムの序盤の蛇行っぷりが見て取れる。


今回の大会、総じて、
運営、ボランティア、沿道の声援、
コースの過酷さ、スタート地点の特別さ、など、
もの好きにはいい大会だと思った。

また出たいか?と聞かれると、今はNOだ。 (いつもの台詞)

次は8月頭のSWIMRUN in 多伎で、
きっとまたトレーニングができない状態で臨むと思われる。

海水浴とトレーニングのつもりで気楽に出場しよう。
(まじめに参加される皆様すいません・・・)
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by peperonci_no | 2013-07-09 00:23 | レース | Comments(2)  

Commented by YOHEI at 2013-08-19 12:22 x
ランで腰が落ちてるように見えるよ。珍しいwきのせい?
Commented by peperonci_no at 2013-08-19 21:50
>ヨーヘイさん
そうですか?
きっと登り坂の写真だったからかな・・・それとも
脚がボロボロで疲れ果てていたからですかね(^^)
トレーニング不足ですね(><)

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