OSJ氷ノ山山系トレイルレース [2012.10.28]

OSJのトレイルランニングレースシリーズ第10戦、
「氷ノ山山系トレイルレース71km」に参加してボロボロになり完走!

まだ大会から1週間経っていないが、
既に記憶がない部分が幾つか。
それほど過酷だったのか・・・。
分かる範囲で書き残す。

このレース、
昨年は台風の災害の影響で中止、
一昨年開催された際、距離は80km(実際は90kmあったらしい)で、
とてもタフだったと知り合いの方達から情報を貰っていた。

自分にとってもトレイルランのレースは50km以降は未知の領域。
本当は今年のSTYでそれを更新するはずだったが、DNSで叶わず。
とは言うものの、練習で、
ロード65kmとトレイル15kmの80kmは経験しているから、
まぁ行けるだろう、という感覚を持って挑んだ。

距離が長く昼間メインでの開催のため、
スタートは早朝、まだ暗いうち。

前日に受付を済ませ、会場の駐車場で車中泊。
寝る前にカステラやパンを食べた。

当日、3:30起床。
おにぎりとチーズ蒸しパンを食べた。

朝から雨が降り止まない。
雨予報だったため、今回はウィンドシェルではなく、レインウェアを羽織る。
5時過ぎ、荷物チェックを受け、ゴール前に整列。
熊鈴、水、ヘッドランプが必携品だ。
前日にコース上で熊2匹の目撃情報あり!!
怖過ぎ。

今回は長旅だと思っているため、気分はのんびり。
スタート前にそんなに緊張していない。

トップの方の選手はノースリーブにショーツ。レインウェアもなし。
結果的には私も最初から脱いでおけば良かった。

○スタート〜第1関門(16.7km)
※距離はSUUNTO Ambitからだが、
途中で停止しちゃったりしたから正確じゃないかも。

朝5時30分、定刻どおりスタート。
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暗い森の中ヘッドランプの列が連なっていく。

スタートゲートから3,4mくらいの結構前方からスタートしたけど、
意外と皆、坂を歩いている。

序盤から飛ばしてはまずい、と思いつつ、
いつもの調子で、登りも小走りで。
しばらく気持ちのいいトレイルを登り、
順調に高度を稼いだ後、林道に出る。

明るくなったためヘッドランプをOFFに。

既に、暑いのと、肌が露出している肩の汗が
レインウェアに貼り付いて気持ち悪いので、
レインウェアを脱ぐことに。

ちょっと寒いかな。いや、走るとちょうどいいくらい。

しばらく舗装林道とダートの林道を走り、
第1ASに到着。
膝に違和感が出てきたため、早くも痛み止めを飲む。
温かいお茶だけいただいて、出発。

ここからはしばらく、スキー場のゲレンデを直登。
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何回か立ち止まり景色を見たりしていたので、
それほどきつくなく、ゲレンデトップへ到着。

鉢伏山から氷ノ山下までは気持ちのいいトレイルが続いていた。
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ここがこのレースのハイライトだ。
レース序盤に持ってきちゃうのはもったいない。
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写真を撮ったり、楽しみながら走る。
粘土質の場所で、動画撮影に気を取られて尻餅ついてしまった。
レースを通して、転倒はこの1回だけ。はずかしい〜。

キツい登りもあったかもしれないけど、
まだまだ元気。そんなものは覚えていない。
あっという間に氷ノ山越に到着。
気持ちよく下る。足を使わないように、と思いつつも、
気持ちいい〜。ちょっとだけ飛ばす。

第1関門にはあっという間に到着。
冷えた身体に温かいなめこ汁が美味過ぎた!
地元の方々に感謝。

16.7km地点 2時間45分経過


○第1関門〜林道終わりAS (34.7km地点)
さぁここからが、今回のレースの一番の憂鬱ゾーン。
約20km林道が続く。
それだけで1つのレースにできるし。

まぁ仕方が無いので走る。
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細かいアップダウンを繰り返す。
まぁまぁ良いペースで走れていた。序盤は。

中盤以降は、ハンガーノック気味なのか、フラフラとし始めた。
力が入らない。

急いで補給をする。

林道終わりまで力の抜けた走りとなってしまった。
この区間のスピードはAve7.58min/kmだと。速くても4.30min/kmだった。

どんだけ続くねん!と本当に嫌になった。
紅葉はキレイなのだけど、本当に嫌になった。

ここの林道は2,3人くらいに抜かれたかな。
あとはほぼ1人の旅。前後を振り返っても誰もいない。
孤独。

全然力の入らない自分の身体にイライラいつつ、
林道の終わりのASに到着。

水分補給などしていると、続々と後続ランナーが来るではないですか。
あれ、みんなどこに隠れてたの??
皆、口々に、長い!キツかった!

妙な連帯感を楽しみつつ、次の第2関門へ向かうのでした。

34.7km地点 5時間8分経過

やっと半分くらいか、ふ〜。


○林道終わりのAS〜第2関門 (42.18km地点)
ここの区間は登りがなかなかきつかった。
林道でかなり脚を使ってばてている状態で
なかなか登りで力が発揮できなかった。

林道終わりから念願のトレイルに入る。
扇ノ山へ向かって登っていく。
そこは紅葉のパラダイスだった。
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写真を取りつつ、のんびりと。
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良いトレイルだった。

扇ノ山横まで上がり、そこからは上山高原までの5kmの下り。
なかなか楽しい下りだったと思う多分(あまり覚えていない)。

少しだけロード区間。紅葉が綺麗だ。
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第2関門が見えたとき、ほっとした。何だか。
結構疲労していたので、大休止する!と心に決めていたからだろうか。

ここではコーンポタージュとコーラをいただいた。
温かいコーンポタージュは格別の味だった。
Powerbarのプロテインプラスをいただいた。これ結構いける。

ここではのんびり17分も休んでしまった。結構回復したかも。

42.18km地点 6時間24分経過
あと20数キロと考えると少しだけ気が楽だった。


○第2関門〜論山手前のAS(50km地点)
第2関門からの下りもなかなか楽しいものだったと思う。
基本的にはシングルトラックだったと思う。
(これもまたよく覚えていない。)
標高900mの上山高原から324mまで下ってしまう。
あーもったいない。

標高を下げるともちろん舗装路になる。
324mからつぎの論山の入り口のASまで300m程度、ロードの登り返し。

なかなか脚の調子もよく、良いペースで走れたと思う。
しかし、ここのロードもよく登る。
どこまで行くんだよ〜と、めげそうになっていると、ASに到着。

ここではしょっぱいものが食べたかったからおかきを貰ったかな。

50km地点 7時間47分経過


○論山手前のAS〜最終AS  (64.7km地点)
論山越えは、今大会のために用意した特設のトレイルを使用する。
地元の方の協力のもとルートを切り開いたようで、
なかなかアドベンチャーレース気分を味わえる楽しいルートだったと思う。
人によっては「酷いコース」と言われているようだったが、
少なくとも私には楽しめた。

アドベンチャー的なルートは沢伝いに結構な斜度をトラバース気味に登り、
どんどん高度を稼いでいく。
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アドベンチャー的なルートが終わり、比較的に歩き易くなると、
すぐに峠で、論山のASに到着。
水をいただき。先へ進む。
ASの方によると、ここから10kmで最終ASでそこから10kmだ、とのこと。
(後で誤った情報だと判明、ガーン。)

ここからはしばらくダブルトラックの林道がつづき、アスファルトへ出る。
論山の最高点900m程度から、680mまで一気に下り、
そこから820mくらいまで登り返して、
アップダウンを繰り返し、480m位まで下る。

ここの行程がかなり精神的にはキツかった。
脚にもだいぶ来ていたため、さらにキツかった。
820mくらいまで登り返した後は、景色の変わらないダブルトラックの繰り返し。
前のASで言われたあと10kmで最終AS、という情報を元に、
最終エイドまでの残り距離を頭に入れて走っていたが、
10kmを過ぎてもいっこうに最終ASは現れない。
結局2km程余計に走り、最終エイドに到着。
2kmだけの違いだが、この時の自分には遠すぎる2kmだったことは間違いない。

延々と続く林道、アスファルトの下りと
突然のバケツをひっくり返したような土砂降りで、
体力を確実に奪われていたが、後はちょっと下って、最後の登りを登るだけ、
と少し気持ちには余裕がでた。・・・が、実際はそんなにぬるいものでは済まなかった。

最終ASから2kmくだり、6kmの登り。残り8km!
8km分に足りるように水分を補給。あとは出し尽くすだけだ。

64.7km地点、10時間03分経過。


○最終AS〜ゴール! (72.2km地点)
ここまでの所で、靴の中は濡れっ放しのため、
トラブルを抱えていた。
左の親指の爪は恐らく剥がれていて、
小指には巨大な豆ができていて、結構走るのには痛い。
こんなものに苦しめられてたまるか。と頑張ってきた。
その苦しみからも、あと8kmで解放される。

最終ASからはアスファルトを2km下り、
そこからゴールのとちのき村へ6kmのアスファルトの登りとなる。

2kmの下りは脚の痛みに耐えつつ、もういいや、と痛みに抗うことをあきらめた。
Maxで5.0min/kmで下れたから上出来だ。

6kmの登り。標高差は385m。終盤にこの登りは辛すぎるよPowersportさん。
さすがだよ。このコース設定はないよ。

もうここまで来たんだから、こうなったら意地だよ。・・・など独り言ぶつぶつ。
つまり、のこり6kmの登り全部走りきってやるさ!と勝手に決めた。

意外と登れる。
8min/km前後ののんびりとしたペースだったが。今の自分には充分だ。

3km、つまり坂の半分程来た所で、脚が動かなくなり、
あっけなく、歩きを入れてしまった。

6kmは長い。とてつもなく長い。
女性2位のSさんを途中で抜く。
走っている私を見てSさんは褒めて下さったけど、私もう限界なんです・・・。

残り1kmになっても、スパートする体力も無く、
ただただ、走りと歩きを交互に進むしかできなかった。
不甲斐ない。

ゴールが見えたが、そこへ続くのはもちろん登り坂。
最終コーナーも走ることができず。
ゴールゲートのほんの数メートルで走ることができ、ゴール!
燃え尽きたよ・・・。
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72.2km地点 、 11時間7分経過
44位/216人(DNF含む)

ボランティアとして奮闘するK氏。
ご苦労さんでした。
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ゴール後には鹿汁が振る舞われていた。
これがたまらなく美味しかった。おかわり。

少し休んでいると、身体が冷えてくるため、
とりあえず着替えるか、と思っていたら、
同じく島根から参戦のN氏ゴール!
ゴールの瞬間を見ることができず。

N氏と、鹿汁に喰らい付き、互いの健闘を讃える変顔。
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寒いので、ゴール地点の温泉へ。
靴を脱ぐと、この有様。
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TJARの選手達が足を乾かしたり、靴下を乾かしていたシーンを思い出した。

案の定巨大な豆が小指にできていた。
足裏には豆はできていないようだ。

この時の温泉は、かなり気持ちよく、
のぼせる寸前まで長風呂してしまった。
N氏とここが辛かっただの、ここのトレイルが気持ちよかっただの・・・。

充足感に浸りつつ、
帰らなければならないため、ゴール会場をあとにした。
ゴールした時はまだ日没前だったが、既に日が暮れて真っ暗。

真っ暗の中で最後の登りをヘッドランプの明かりを頼りに走っている選手達に
心の中でエールを送り、そっと目を閉じた。
眠りに落ちた。
バスはあっという間にスタート地点に到着。

途中、仮眠しながら、無事に出雲に帰宅。
本当に長い一日が終わった。

[走行データ]
時間:11時間07分(速報リザルト)
距離:72.2km (公式には71km)
累積標高:3303m上昇、2962m下降
心拍数:Ave153、Max177
消費カロリー数:5945kcal (きゃーすごい)


今回のルート。大会HPの関門、エイドステーションの配置と一緒に。
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今回の標高チャート
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今回は天候も雨が降ったり止んだりで、決して良くはなく、
距離も今までで最長だったため、装備や、走り方、大会についてなど
思う所がいろいろあるので、後日、所感は備忘録としてまとめようと思う。
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by peperonci_no | 2012-11-03 02:59 | レース | Comments(2)  

Commented by ヒデ at 2012-11-06 21:08 x
 お疲れ様でした。
 ボランティアもそれなりに大変でしたが、走った皆さんの方が当然大変な目に遭っていると思います。
 が、それに見合った達成感も得ているのではと、羨ましい気持ちです。

 来年の参加を企んでいる者としては、大変参考になるレポートでしたが、同時に恐ろしさもヒシヒシと伝わってきました。
 自分はロードの走力が圧倒的に不足しているので、来年までどれだけ積み上げられるかが課題です。

 今度の北山トレイルランにも参加するつもりでしたが、予定が入り残念ながら不参加です。
 自分の出身は島根なので、地元のトレイルランの盛り上がりは気になるところ。

 そうそう、一緒にボランティアに参加したK女史に会う機会があったら、ヨロシクお伝えください。
 
 もうすぐスキーシーズンですね。
 ゲレンデでのセッション、楽しみにしています。
 
Commented by peperonci_no at 2012-11-06 22:45
>ヒデさん
コメントありがとうございます。
今回のレポート、結構端折ったり、記憶がなかったりで、
もう少し辛い部分ありましたので、気をつけて下さいね。
ツルツルぬるぬるでテクニカルな場所もありましたし。
ロード、林道の長さは言うまでもありません。

北山、残念ですね。
また、島根に戻って来られる時は一緒に走りましょー。
K女史はちょくちょく会うので伝えておきますねー。
ゲレンデセッションでこのblogに登場する日も近いですね。
スキーシーズン楽しみです。
鳥取には意外とテレマーカーが多いですね。

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