子育て、コロナ禍を経て、10年ぶりにSDA王滝100kmに出走。
10年前は結婚して直ぐまだまだ31歳。
それから年月は過ぎ、41歳での挑戦。
体力は落ちているのかどうなのか気になる所。
トレイルランのレースだと家族旅行を兼ねて、
家族と一緒にレース開催地へ行き宿泊し、
応援し、レースし、帰る、と言うパターンなのだが、
王滝村のレース、なかなか応援できるポイントが無い、さらに待っている間に子供ら遊べる場所もない。
今回は私1人での遠征となった。
9/16土に前日受付
この感じ、SNSでは頻繁に見るようになったが、やはり自分で現地に訪れてないから、懐かしすら感じる。
ブース回り宿へ。
風呂も食事も良かった、黒澤館。
今回は遅めの予約だったので王滝村観光局からの紹介で予約。
お世話になりました。
美味しい食事、ご飯をおかわり、
ビールは我慢したけど大満足。
21時頃に就寝し、
03時過ぎに起床。
旅館に準備していただいた朝食を食べて
4時すぎに松原スポーツ公園へ向かった。
バイクの準備をして
4時半頃スタート位置にバイクを並べた。真ん中くらいかな。
まだ真っ暗の中。
この光景すら懐かしい。
学生時代からお世話になって王滝で再会する仙台組の皆さんと10年ぶりに再会。談笑し、いい具合に緊張がほぐれた。
ご祈祷し
6:00にスタート
スタート〜CP1 41km
パレード区間であんまり心拍数上げ過ぎないことと、抜きどころ来たら抜く、を意識しつつ進んだ。
最初のひとやま目はトレイルもそれほど荒れてもいない。
走り易いダブルトラックという印象。
もっと走りにくい林道で練習していたので
快適に進んでいた。
朝早いからキラキラした森の中を
気持ちいいなーと思う余裕もあった。
ぼちぼちとマイペースという感じで
500ちょっとの登りも坦々と進めた。
下りも林道練習でコーナリングは慣れていたため快調にスピード出せるが、そこもテンション上げ過ぎずに安全なライン、スピードで。
谷から覗く御嶽山に気持ちが高揚した。
一旦、滝越地区に降りて、緩やかな登りの舗装路を三浦ダムまで進む。
途中真っ暗なトンネルを抜けて
何気に250m以上登った。
今回舗装路もダートもダンシングは多用した。
この区間でも、良いペダリングしている人をペーサーにしてついて行くのに漕ぎ続けるのにはダンシングを使った。
写真は無いが三浦ダム湖は綺麗だった。
ダム湖からまたダートの林道に入りしばらく進むとCP1だ。
2時間47分、
41km地点、もうそろそろ半分に到達する。
疲れはない。いい感じ。
心配した水分は涼しいこともあり
それほど減らず。ボトル一本700mL程度飲んだか。
次のCP2までが30kmあるし
気温も上がってくるため水分は満タンにしておく。
CP1〜CP2 30km
水だけ補給してササっと3分で出発。
ここから10キロくらいは、今回のルートのハイライトか?
天気もいいし、御嶽山を眺めながら。
ガレ過ぎない林道をコーナリングしながら降りていく。 この辺りからグラベルバイクのグループと前後し始めた。
登りでぶち抜かれ、下りで追い抜くを繰り返してフィニッシュまでもつれ込んだ。
降りきって、50kmあたり以降、
沢沿いと湖沿いは水溜りや泥で思うように進めず脚を消耗した。58kmからCP2までの細かいアップダウンはかなり辛かった。
ただここは路面次第だった。
ガレた登りは辛く、綺麗なサーフェスはダンシングでどうにかリズムを掴めたか?
あと、思い返せばこの区間は補給が不足していたかもしれない。
いつもと同じ調子で50分タイマーでジェルを摂っているが、いつもより高めの心拍数160前後で進み続けているため、糖分切れた可能性ある。
パックになって走ったり追い抜いたり、抜きつ抜かれつだったり、変わらない景色にただただ時間が経過して疲れてくる、と言った感じ。
この時はメンタル的にも沈んでいたが糖分足りてない可能性あり。
その証拠にしっかり補給入れたこの後のセクションは気持ち的にも元気になった。
ヒーヒー言いながらCP2到着
71km 5時間14分
疲労困憊だったかな。
脚のダメージはそれほどないが、
やや痙攣が気になり始めた。
水分はほぼ飲み干した。
気温も上がり消費量も多く。
水分の補充とトイレ(出なかった)を済ませ
9分で出発。
疲労もあったし集中力も切れつつあったので、
このタイミングでカフェイン錠剤を飲んで(カフェイン200mg)、
集中してガンガン進むぞと気合い入れ直した。
あと内腿がピクピクし始めていたためコムレケアを今回初めて摂取。
CP2〜CP3 11km
CP2から滝越に500mを一気に下る。
なかなかのスピード感だが転けない程度に
飛ばす。
あっという間に滝越へ。
滝越からCP3へは200mの舗装路の登り。
体を休めつつテンポ良く漕いだり、
ダンシングしたりで垂れずに進んだつもりだが、ここでもグラベルバイクにビューンと抜かれる。
あっという間にCP3に到着。
6時間3分(CP2から1時間かからず)
振舞われていたMANAバーを1ついただき、
2分で出発。
もうフィニッシュまでは1時間半くらいか?
そのうち登りはもう1時間くらいか?8kmしかない。
と言うことで給水はなし。
CP3〜フィニッシュ 8km
CP3からフィニッシュまではこれまでと変わらないコースであるため、10年前だとしても覚えている光景。
最後の登りということで振り絞って漕ぐ。
カフェインも効いているのか登りも調子いい。
まず200m登り、少し下りもう一山100m登ると言うプロファイル。
腕時計にclimb proを表示して、
あと何キロ何メートル登りかを見ながら着実に進んだ。
先が見えないアップダウンに対して、この機能はとても良い。
10年前には無かった。
最後の一山がなかなかのガレっぷりで
最後の登りなのに気を遣う登りで、
結構消耗したが最後だから進んだ。
10年前は"諦めて進む"ようなマインドで頑張っていたが、今回は行くぞ!って言う気持ちのこもった登りにできたと思う。
カフェイン錠剤のお陰か、
トレーニングで脚が出来上がっていたかは不明だが。
ふた山のうち一山登り終えた後のダラダラとした下りは精神的にキツかった。
下るが漕がないとスピードは出ないような緩やかな下りと平坦の繰り返し。
どうにか最後の登りに辿り着き、最後と思い必死に漕ぐ。
ここでもclimb proが大活躍。
最後のピークに到達。
ここに到着する時は毎回ガッツポーズの気持ちになる。
あとは600mくらいを下るだけ。
飛ばし過ぎずに
安全に、かつ飛ばして下る。
矛盾するけど。
集中力切らさずにガンガン下りる。
最後のフラットなダートで飛ばし過ぎて
太腿ピクピクしつつ、出し切ってフィニッシュ。
今までで1番上手くいったSDA王滝かもしれない。
10年ぶり10回目(春秋通算)だったので
10ポーズにしといた。
このゲートを潜るときはいつも爽快。
ロード多めのコース設定で
タイムは短縮されるのは想定内かもしれないが
素直にこれまでで1番の出来とタイムで
満足しつつ、フィニッシュゲートを後にした。
走行データ
距離 98.2km
累積標高 2291D+
時間 7時間17分
平均心拍 159bpm
消費カロリー 3988kcal
コースプロファイル
装備など
バイク
bhbikes ultimate 27.5インチ
9〜10年前に購入。
SDA王滝には初投入。
10年前は26インチのバイクだった。
登りと下りの安定性、機動力は27.5インチの力なのか、トレーニングのおかげなのかはよく分からない。
タイヤはmaxxis aggressor 27.5×2.3。
フロントとリアのフェンダーは自作。
ボトルはキャメルバックの2本
ポディウムチル710mL
ポディウム620mLの計1.33L
ハンドルとトップチューブに高低図と目標タイム、登りの距離、標高差をプリントアウトした物を貼り付けた。
高低図は走行中にじーっと見るわけにはいかない。文字が小さくて見えない、見える大きさだとしても一瞬では判別できないため、使えない。作ることでコースプロファイルを理解することが大事なのかもしれない。登りと下りの大きさ、回数などざっくりとした情報が得られる部分は作って良かった部分。
装備
替えチューブ2
CO2ボンベ2
ボンベアダプタ
タイヤブートの代わりのクリアファイル片
携帯ポンプ
タイヤレバー
チューブレスタイヤリペアキット
チェーンカッター
チェーンこま
補充用チェーンオイル
結束バンド
これらをサドルバッグに収納した。
エマージェンシーキット(いつも山に持って行くやつから削ってない)
レインウェア上下 OMM halo jacket、pant
これらをパタゴニアのウェストパックに入れた。
ウェア
普段MTB乗るのにサイクルジャージを着ていないので、
いつも通りのウェアで。
ヘルメット POC
サングラス ALTALIST KAKU SP1
サイクルキャップ モンベル
Tシャツ patagonia リッジフローシャツ
インナー finetrack パワーメッシュ
ビブス assosのやつ
ショーツ patagonia ナイントレイルズショーツ
ソックス injinjiのボロいやつ
グローブ パールイズミ アンバウンドグローブ
ウェアの感想
・ALTALISTのサングラスは良かった。昼間は眩しさ軽減するし、真っ暗なトンネルの中も調光してよく見えた。かけ心地もストレスなし。コスパ良し。
・パールイズミのグローブは失敗かも。普段POCのロンググローブを使っているが真夏に暑く感じた。そのため王滝用に指切りグローブを新調した。手のひらに衝撃吸収用にパッドが付いていたがこれが要らなかった。パッドがあるために動いて擦れて手のひらが痛かった。衝撃緩和よりもダイレクトな感触や操作性を優先すべきと思った。
・他のウェアは問題なし
レース後
バイク泥だらけ
今回はレース中の雨は無かったし前日までもそれほど降雨は無かった筈だが、三浦貯水池の周りのフラットなセクションは水溜りを何度も通過する必要がありバイクもTシャツも泥だらけ。
幸い自作フェンダーのおかげで顔とお尻は泥だらけは避けられた。
フィニッシュからスタート会場へは4キロ少しあるが、ここもしっかりと漕げる。
補給やペースマネジメントが上手くいったのだろう。
補給
補給はいつものランの時と変わらない感じ
・粉飴+柚子茶の手作りジェル100kcal×8回
・朝バナナゼリー1
・ando_ 1
・梅干し純 4粒×3回か?
・コムレケア 2錠
・水分 水+経口補水液パウダー
・水分消費量
スタート〜cp1 41km 700mL
cp1〜2 30km 1200mL
cp2〜3 11km 300mL?
cp3〜フィニッシュ 8km 500mL?
計 2.8Lか
トレーニング
今回はランとバイクのトレーニングを両立したかったのと、バイクは普段漕いでいるかどうかがタイムに大きく影響するため、固定ローラーを引っ張り出してきて、5月から4ヶ月漕いだ(月毎に量にばらつきはあった)。
また、100kmの道のりやガレガレの林道対策として、近所にガレガレの林道があるので週末のポイント練習として50〜80km上り下りしていた。
知り合いのフィニッシュを待機したりしつつ、
明日もあるので洗車もせずに会場を後にし宿へ帰った。
そう、明日もある。
2日目に向けて
今回も1日目SDA王滝100km、2日目OSJ王滝ダートマラソン42kmのKING OF 王滝にエントリーしている。
次の日のダートマラソンで脚が動かない!
これまで何度もそう感じてきた。
今回は特にリカバリーは意識した。
でも我慢できずにビールは一杯いただいた。
・風呂にゆっくり浸かる
・体洗いながら脚のマッサージ(脛、腿横、腿裏)
・冷シャワーと湯船で冷温浴
・ストレッチ(尻、前腿、腿裏)
・ゴルフボール踏み踏み
身体のケアする前は宿の階段の昇り降りで膝が痛かったが、ケアしたら大丈夫になり一安心。
ゼッケン、ザックなど準備して
22時には就寝した。
KING OF 王滝も11年ぶり2種走ることになる。
(10年前はラン中止)
11年前を超えた走りができるのか⁈